7/19(火)にぎわい交流館で「防災について語ろう会」開催!

一暇(いっか)の防災について語ろう会(第一回)

2016年7月19日

日進市のにぎわい交流館にて【防災について語ろう会】を開催しました。

途中入退ありましたが子ども連れの方もそうでない方も大人6名、子ども6名、計12名の参加となりました。

みなさんご参加ありがとうございました!

 

まずは、名前を呼んでお題に答えて次の人へぬいぐるみをトス!

アイスブレイクで初対面ながらも少し緊張がほぐれました。

自己紹介では、

ママになってから自分のことを話すことってあまりないよねとか

なかなか普段交流しない層の人ともお話しできたと喜んでもらえたりしました。

被災体験を聞いて...

お茶とお菓子を片手に

東日本大震災を被災されたママさんからお話を伺いました。

2011年3月11日、妊娠12週と5日の彼女は

旦那様が愛知に出張中に仙台で被災されたそうです。

 

・親戚の家まで10分の道を2時間かかって移動

・3時間後ぐらいの夕方には避難所での毛布や食糧の配給が開始

・震災発生後電話が通じたのが約5時間後

・夜に仙台から横浜へ移動、その後愛知に。

 

初期の避難では欲しいものはなかなか手にはいらないことや

その避難所にとどまる人数しか物資を受け取ることができなかったこと

信号がつかない暗闇の中の移動では窮地における様々な人間模様や

立ち往生したトラックから続く渋滞を目の当たりにして

すぐに救援が来れないといった、

そんな数々の現状があったと伝えてくださいました。

 

報道されない部分が数多くあることと同時に

災害後すぐはまずは身の安全の確保をすることが大事であり、

自分や家族の身の振り方を決めなくてはならない現実に

自分たちが今決断できるのか、どうやって家族を守ったらいいのかと

考えさせられました。

 

後半は

各自の備えについて話し合う予定でしたが

その時にいたメンバーが

幼稚園児のママさんばかりということで

「子どもが幼稚園で被災したら・・・?」

というテーマに切り替えてお話をしてみました。

 

幼稚園や保育園での被災時の対応や

避難訓練のや方法なども園によってわりと違っていました。

歩いてお迎えにいく訓練をする園があったり、

被災したときの最寄りのバス停で避難所が変わるところがあったり

なかなか忙しいとは思うけれど

園での避難や保護者の対応などもスムーズにいくように

もっと連携していけるといいなあと感じました。

 

ちなみに

ちょっと退屈な子どもたちはおやつをつまみながら

お絵描きなどで遊んだりしていました。

やっぱりママがいい〜とお膝にだっこの時間も多かったですね。

 

自分たちが今できること

日進市で南海トラフ地震が起きた場合、ということで

天白川のハザードマップを確認したり、地盤沈下など

各家において気をつけなければならないことについても話しあいました。

 

緊急地震速報が鳴って実際に地震が起きるまでの5秒で何をするか?という話では「緊急地震速報が鳴りました!」という想定でその場でとる行動も一緒に考えてみました。

被災経験のある方は、身を守ることと同時に逃げ道の確認もできていました。

 

パッククッキングについても簡単な方法を写真とともに

紹介させて頂きました。

離乳食やアレルギー対応などもできるし、災害時配給のものが食べられない!といったこともよく聞くので、普段の料理に活かしてみたりしてもいいかもしれませんね。

 

 

もうすぐ3才の我が子に「地震がきた!」の合図をするとなんとか自分でダンゴムシのポーズをとります。

しかし自分で身を守れない乳幼児のママさんたち向けに

地震が起きたらママと一緒にダンゴムシのポーズをとろう!ということで、

ママのお腹に頭をつけてお尻を抱えてもらう形でママも身を守るというポーズの紹介もしました。

 

一暇(いっか)では子どもが自発的に自分の身を守る方法も身につけられるといいねと

被災体験から本当に被災時必要なものなどを考えたり、地域との繋がりの重要性も考えながら、

乳幼児のための防災マニュアルを作っていきたいとお話を締めくくらせて頂きました。

 

災害時、長時間停電の際に使える蓄電池付のLED投光器や、充電式リチウムイオンポータブル電源の紹介もありました。

ソーラーパネルなんかと併せて充電もできるしなにより小さい!災害時に携帯の充電がなかなかできないといった様子を見聞きしましたが自治会や会社などの小さな単位にこういった予備電源があると安心だなと思いました。